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10日間効果が持続するジスロマックはクラミジア菌を増えさせない

多様な薬と薬のケース

クラミジア感染症とは、クラミジア・トラコマチスと呼ばれる病原体によって引き起こされる感染症です。これは現代人に一番多い性感染症で、10代後半や20代の女性の3割が感染していると考えられています。大半の人は感染しても自覚症状がありませんが、放置すると卵管炎を起こして不妊症になる恐れがあります。クラミジアは性器以外にも咽頭や尿道に感染して炎症を引き起こす恐れがあるので、感染が判明した場合はなるべく早く治療をする必要があります。

クラミジア感染症を治療する方法は、抗生物質を服用することで感染した細菌(クラミジア・トラコマチス)を殺菌することです。マクロライド系抗生物質でアジスロマイシンを主成分とするジスロマックが、クラミジア治療の第一選択薬です。臨床試験では、ジスロマックを投与した患者の約9割でクラミジア感染症の症状が改善したことが報告されています。ジスロマックはクラミジアの細菌を増えさせないことで、病原体を殺菌して治療する仕組みです。

ジスロマックの有効成分のアジスロマイシンは、服用すると長時間にわたり血中濃度が高い状態が続きます。このため、1回飲めば10日間効果が持続して細菌の増殖を防いでくれます。クラミジア感染症の場合は、最初に1回だけ服用するだけで治癒します。アジスロマイシンは服用後に治療効果が現れるのが早いのが特徴です。早い人であれば、服用したその日に効果が現れ始めます。

ジスロマックは長期間にわたり体内の細菌を殺菌する効果を発揮しますが、腸内にいる人体に有益な菌も殺菌してしまいます。このため、ジスロマックを服用すると下痢などの消化器系の症状が出るという副作用がある場合があります。下痢などの消化器の症状を抑えるために、ジスロマックで治療をしている間は整腸剤を併用することができます。

ジスロマックを服用して治療している間は、アイスクリームなどの乳脂肪分を多く含む乳製品の摂取を避ける必要があります。この理由は、乳脂肪分がジスロマックの効果を弱めてしまう恐れがあるからです。副作用を防ぐための整腸剤にも乳製品の成分が含まれますが、量が少ないので併用しても問題はありません。

日本国内では一般向けのドラッグストアでは抗生物質を購入することができず、医療機関で処方してもらう必要があります。ただし、ネット通販を利用して海外から個人輸入をすれば医師の診察を受けなくても入手することが可能です。同じ成分を含むアジーというジェネリック医薬品も作られており、ジスロマック同様ネット通販でアジーを買うことができます。ジスロマックと同じ量のアジスロマイシンを含むアジーであれば、使用方法や治療効果はジスロマックと全く同じです。