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クラミジア治療薬ジスロマックは妊娠中、授乳中に服用しても大丈夫?

女性であれば、妊娠中や出産時に性感染症に感染していることが判明する場合が少なくありません。クラミジアは自覚症状が出にくいので、感染している状態で妊娠をするケースがあります。妊婦がクラミジアに感染すると、妊娠初期~中期にかけて絨毛膜羊膜炎にかかって早産や流産を引き起こす危険性があります。出産時に新生児に感染して肺炎を引き起こす危険性もあるので、妊娠中にクラミジアに感染していることが判明したらなるべく早く治療をしなければなりません。

妊婦がクラミジアに感染していた場合、出産前に完治させる必要があります。妊婦のクラミジアを治療するために、ジスロマックが使用される場合があります。多くの産婦人科ではクラミジアに感染した妊婦に対してジスロマックが処方され、通常通りの方法(有効成分1,000mgを1回服用)で治療がおこなわれます。薬を飲むのは1回だけで、3~4週間後に検査をして陰性であれば治療が完了です。

妊娠中にジスロマックを服用する場合、妊婦や胎児に対する副作用は報告されていません。ただし薬の添付書類によると、妊婦に対する安全性が確立していないので慎重に投与する必要がある、と記されています。妊娠中にジスロマックを使用してクラミジアの治療をすることは可能ですが、医師の指導を受けて薬を服用する必要があります。

授乳中にクラミジア感染症の治療でジスロマックを飲む場合にも、注意が必要です。この理由は、ジスロマックの有効成分(アジスロマイシン)は母乳に移行することが確認されているからです。ジスロマックは小児でも投与することができますが、薬の添付書類によると新生児に対する安全性は確立されていないことが明記されています。もしも授乳中にやむを得ずクラミジア感染症の治療をする場合には、一時的に授乳を中止して粉ミルクを使用するようにしましょう。ジスロマックは服用してから1週間程度は血中に有効成分が含まれる状態が続くので、この間は授乳を中止する必要があります。基本的に妊娠中や授乳中は、薬の服用を避ける必要があります。ただし妊娠中にクラミジア感染症にかかると、早産・流産のリスクが高くなります。出産時に新生児に感染すると新生児結膜炎や新生児肺炎発症を引き起してしまう恐れもあるため、感染症の治療が優先されます。妊娠中にジスロマックを使用してクラミジア感染症の治療をおこなう場合には、必ず医師の指導を受けながら服用するようにしましょう。